2010年3月5日金曜日

アイコンになる顔

社会人になって、と書こうとしたけど「社会人」という言葉がどうも好きになれないので、「プロとして仕事するようになって」と書いてみることにします。

プロとしてお金をもらう仕事をするようになって、それ以前と変わったなーと思うことは、「無意識にしてる(させられてる)ことを意識するようになった」ことでしょうか。

何かが無意識に目に入り、無意識に(ごくごく自然に)気に留めて、無意識のうちに記憶に残って、ごくごく自然に手にとってみたり、買ってみたり、使ってみたり、ということの裏に、実はものすごく周到な計算なり仕掛けなりが施されていることに気がつくようになった時、えらい大人になった感じがしました。
まあ、雑誌という個人向けの安価な商品づくりを仕事にしていたせいもあるんでしょう。

すると今度は、無意識のうちにやってること(させられてること)の仕掛けを想像したり考えたりするのが楽しくなる。何気なくフツウに生活しててそこらじゅうに転がってるようなことが、いちいちおもしろく感じられるわけです。ちょっとお得な気分すらします。

で、「無意識に働きかける、周到に計算されたモノ」の代表格にアイコンがあると思います。ロゴなんかもアイコンのサブカテゴリーに入るでしょう。→アイコン wikipedia

 とかを見たらだいたい何のことかわかるというのは非常にすごいことです。
うちの地元なんかにもというのがあったりしますが。


で、最近すごいなーと思ったのが

です。

もはや顔がアイコンになってるっていうところ。
ためしに画像検索してみても、ジャケットやらポスターやらぜんぶ顔でキメている。
もはやユニット名の文字より顔で伝えてるという感じ。
「顔力」という力がもしあれば、かなりの高得点を叩き出してますね。
デザイナーなりディレクターなりプロデューサーなり、確信的にやってます。バリエーションとして斜めもありはするけど、アルバムのジャケットなど重要なところは全部真っ正面というところに、確信を感じます。
レコード会社もかなりしっかり考えてやってきたようですね。→コチラの後半


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