2010年8月31日火曜日

黄金の花 真夜中のドライバー

細かいことをいうと、「音楽」と「歌・唄・うた」は違うもの。

日本人てたぶん、「音楽」はそんなに好きじゃないけど「歌」は大好きだよなー、と思うことがよくあります。別に悪い意味ではなく、ね。

で、自分の趣味についてもっと言うと、「歌」そのもの以上に、「その『歌』が人々に愛されているさま」まで含めて、好きになってしまうことがあります。

歌単体で聴いてもそんなに感動しないんだけど、その歌を聴いて誰かが感動しているさまなんかを見て、「その情景」そのものに心を奪われてしまう、みたいな感じでしょうか。

最たる例がネーネーズの「黄金の花」なんです。


暗い歌とか辛気臭い歌って嫌いで嫌いで仕方ないぼくなんですが、この歌とこの歌のファンはなんというか、愛さずにはいられないものすごいチャーミングさを持ってると思います。

真面目さと不器用さだけがとりえで、仕事帰りに作業服のままひっかける泡盛だけが唯一の楽しみ、みたいなおっちゃんたちが、涙を溢さんばかりに真剣に聴き入ってしまうこの歌。
なんつーか、どうしても無視できない味わいを感じてしまうんです、そんな光景には。

プロデューサーの知名定男がすごいなと、つくづく思います。
ほかにも、「真夜中のドライバー」も大好きです。

0 件のコメント:

コメントを投稿